看護師の職場選びで大切なことは、給与面などの条件だけを見て職場選びをしてしまうのではなく、その条件にある裏側を見なければならない。仮に、その職場が離職率が高く、慢性的な人手不足の病院かもしれない。その場合、人材確保のための高い給料提示であって、働く環境は非常に悪いことが予想される。その場合、病院の規模によっては入院患者が多く、夜勤が続いてしまい、身体を壊す可能性もある。それを防ぐためには、事前に病院の規模と働く看護師の人数の確認が必要である。

他にも、既婚者と独身者の在籍率を確認すると良い。比率が半々だと良い環境だと考えられる。既婚者で育児中の場合、子どもの都合で急な休みをとらなければならない事も考えられる。既婚者が多いと埋め合わせが出来ないので、独身者がいることによって、埋め合わせがしやすくなる。バランスの良い比率ならば柔軟な対応を取ることが出来る病院であるといえる。条件だけを鵜呑みにするのではなく、裏側にある背景もきちんと見なければならない。

他にも、専門的な分野でのスキルと知識を身につけたいという看護師は、スキルアップのための研修制度やサポート体制の整っている病院を選ぶべきである。給与面に不安があったとしても、経験を積むことによって給与待遇も良くなる可能性がある。さらにいうと将来的にキャリアアップ出来て、病院の役職のポストの用意のある病院だとさらに良い職場といえる。

看護師になった時に自分がどんなことを望んでいたかを、もう一度考え直すべきである。